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債券投資<債券価格の変動要因> 【重要】



債券の価格と金利

債券の価格は、一般的にその時々の金利の水準に応じて変動します。
金利が上昇すると、債券の利回りも上昇し、債券の価格は下落します。
反対に、金利が低下すると、債券の利回りも低下し、債券の価格は上昇します。
このように債券の利回りと債券価格の関係は、互いに逆の方向に動く関係にあり、債券の利回りが上昇すれば債券価格は下がり、利回りが低下すれば債券価格は上がります。


金利の変動要因

金利とは、お金を借りる際の対価のことです。お金を借りたい人が増えれば、金利は上がる傾向にありますが、お金を借りたい人が減れば金利は下がる傾向にあります。
つまり、金利は、資金の需要と供給の関係により変動しますが、資金の需給関係に影響を与える要因として、特に「国内景気」「国内物価」「海外金利」「為替」といったものは重要です。


債券価格の変動要因で忘れてはいけない重要なこと

何より大事なことは「債券は発行者の借金」という点を忘れてはいけません。
投資やマーケットに関する情報収集・セオリー・法則を鵜呑みにし過ぎて、債券投資で一番重要な基本中の基本を忘れてしまう人も少なくありません。
債券投資をするということは、債券の発行者にお金を貸すということです。
債券投資する時はこの点を絶対に忘れてはいけません。
お金を貸す時に、一番大事なことは、「貸したお金を期限までに返してもらえるかどうか」です。
つまり信用です。
お金を貸す以上は信用が一番重要になります。
お金を貸す時にこれより大事なことはありません。

金利が変わらなくても信用力が変われば債券価格は動きます。
信用不安が生じた時には債券価格は金利変動時の比ではないほど動きます。

債券価格は信用力の変化で大きく変化するということも「債券価格の変動要因の一つである」という認識が重要です。





債券とは何か



債券は、国、地方公共団体、会社等が、お金を借りるときにつくられます。
普通、お金の貸し借りをするときには、借りた人が貸してくれた人に対して、借りたという証拠を残します。
そのときに、借用書や借用証書というものがやりとりされるというのはイメージできると思います。
国、地方公共団体、会社等が多数の投資家からお金を借りるときに発行するのが、債券です。

国が国民からお金を借りるときに発行する債券を、国の債券という意味で「国債」といいます。
また、株式会社が一般の人やほかの会社等からお金を借りるときに発行する債券を、会社の発行する債券という意味で「社債」といいます。
債券は、あらかじめ何年後にお金を返すのかを決めて発行されます。
その期限のことを満期といいます。借りる期間が5年なら5年たつと満期になります。
そして、満期になると借りたお金は全額返さなければなりません。
また、お金を借りている間は、毎年そのお金の使用料として利息を支払う約束になっています。






債券投資<固定利付債と変動利付債>



固定利付債(確定利付債)

満期日まで、あらかじめ決められた固定(確定)の利息が、利払日に支払われる仕組みの債券を「固定利付債(確定利付債)」といいます。
固定利付債は、債券の発行の際に決められた利率が、満期日まで変わりません。
ほとんどの債券は、固定利付債となっています。


変動利付債

債券の利息の額が、利払日ごとに、その時々の市場金利等の状況に応じて変動する仕組みの債券を「変動利付債」といいます。
変動利付債の利率は、利率を決める際の市場金利に基づいて決められます。
そのため、前回よりも利率が高くなることもありますし、低くなることもあります。
日本では、期間10年の個人向け国債などが変動利付債です。
この期間10年の個人向け国債の利率は、半年ごとに見直され、直前に発行された10年満期の長期利付国債の利回りを基に決められます。





債券の特徴



債券とは、資金調達をする発行体(国や会社等)がお金を借りた証拠として、利子の支払いや元本の返済をあらかじめ約束して発行する証書です。
また、債券は一般的に、発行時に利率、期間(償還期間)、額面金額、発行価格等の条件が決められています。
債券の一般的な特徴としては、以下の点が挙げられます。


いろいろな種類の債券が発行されている

国内・海外の公的機関から民間会社まで、多様な発行体から発行されています。
安全性は高いが利率は低いものや、信用度が劣る分だけ利率が比較的高いもの、あるいは、満期までの期間が短いものから30年以上の長期のものまで、様々な種類があります。


償還される

原則として、債券は株式と異なり償還されます。
満期日を迎えると額面金額である償還金が受け取れます。
多くの債券は満期時に全額が償還されますが、期中に一部または全部を償還するタイプもあります。
満期まで持てば、「確定利回り」が得られる。(固定金利・利付債の場合)

債券は、満期(償還日)までの間に一定の利子を支払うことを約束して発行されたものですから、満期まで持てば、「確定利回り」が得られる商品といえます。

金利は固定金利のものが一般ですが、市場の動向によって金利が変化する変動金利のタイプもあります。


途中売却ができる

債券は市場で取引されており、満期前でもその時の市場価格で売却することができます。
ただし、金融情勢の変化によって購入価格を上回る場合もあれば、下回る場合もありますので、売却の際には注意が必要です。






債券投資のリスクについて



信用リスク

信用リスクとは、債券の元本や利息の支払いが滞ったり、支払い不能が生じる可能性のことです。
デフォルトリスク(債務不履行リスク)ともいいます。
元本や利息が約束通り支払われるかどうかの確実性(安全性)は、それぞれの会社等の収益力やその安定性(信用度)に依存しているといえます。
債券の信用度を判断する目安として「格付け」を利用することができます。


価格変動リスク

価格変動リスクとは、換金する際の受取額が変動する場合があるということです。
固定利付債券を満期まで持つ場合、利払い時や償還時の受取額が決められているので、あらかじめ投資収益が計算できます。
しかし、満期まで持たずに中途換金する場合は、原則として市場価格(時価)で売却することになりますので、売却益が出る場合も売却損が出る場合もありますので注意が必要です。


為替変動リスク

為替変動リスクとは、外貨建て外国債券やデュアル・カレンシー債といった外国の通貨で利息や償還金が支払われる金融商品では、それぞれの受取時点における為替相場の水準によって、円での受取額が変わってきます。
利払いや償還の外貨(例えば、米ドル)建て金額に対して為替相場が円安(外貨高)になった場合は、円での受取額が増え為替差益を得ることができますが、逆に円高(外貨安)になった場合は、円での受取額が減少し為替差損が発生します。
この場合、円建に換算した投資利回りは低下し、場合によっては利子分を帳消しにして元本割れとなることもあります。


流動性リスク

流動性リスクは、市場における取引ができなくなったり、通常より著しく不利な価格で取引を余儀なくされ損失を被るリスクのことです。
債券は必ずしも理論的に適正であると考えられる価格で取り引きされるとは限りません。
流動性に優れている債券であれば、希望する価格で希望する量の取引が可能ですが、そうでない債券では極端な場合、売りたいときに買い手が現れないこともあり得ます。
保有している債券を途中で換金しようとする場合、その債券の商品性や市場実勢によっては、「大幅に安くしか売れなかったり、買い手がなかなか見つからない」といったリスクがあることも知っておく必要があるわけです。


カントリーリスク

外国債券の場合、その発行体の所在する国・地域の経済・政治環境の変化に起因する影響も考慮に入れなければなりません。
このような国全体の経済や政治の不安定性のことを、一般に「カントリーリスク」といいます。
具体的には、ある国が諸外国から融資や投資を受けている場合、その国が戦争や災害、あるいは財政破たん、外貨の枯渇といった要因によって外国への元利金の支払いが不履行になるリスクのことです。
国ごとの信用リスクを評価するモノサシとして、カントリーリスク情報があります。
カントリーリスク情報は、国内外の格付機関や調査機関等から発表されています。